五島列島福江島の総合病院【五島中央病院】

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院長のご挨拶

 このたび村瀬邦彦前院長の退任に伴い、2020年(令和2年)4月1日付けで長崎県五島中央病院院長として赴任致しました竹島史直と申します。五島市では、市町村合併後初めて転入人口が転出人口を上回る社会人口増加が報告されました。私も今年転入人口の1人として加われたことを嬉しく思います。皆様どうぞよろしくお願いいたします。

 私は、長崎県佐世保市の出身です。長崎大学を1986年(昭和61年)に卒業後、これまで消化器内科医としてそして総合診療医として診療、研究、医師教育に携わって参りました。

 本院は、五島列島の中で最大の人口を有する五島市全域の医療をカバーする中核病院です。病院の前身は1877年(明治10年)に郡立病院として設立され、1968年(昭和43年)に長崎県離島医療圏組合五島中央病院に名称変更となり、2009年(平成21年)から長崎県病院企業団の発足とともに現在の長崎県五島中央病院となっています。地上5階建ての建物に病床数304床を擁し、内科、総合診療科、精神科、小児科、外科、整形外科、産婦人科、放射線科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科、脳神経外科などの診療科を備え、また洋上救急にも対応するなど離島の医療施設として地域の医療を支えてきました。

 私は、病院理念である“五島の地域医療に貢献し、患者様に信頼される病院をめざします”を実践するために、1.診療のさらなる充実 2.診療連携の推進 3.医療人材教育・育成を進めたいと思います。

 診療においては、五島で完結できる医療を目指します。幸いにも当院は、長崎大学病院との強いつながりのもとに、多くの優秀な医療スタッフを有しています。離島内の他の医療機関では出来ない高度・専門医療(心臓カテーテル治療、内視鏡的治療、炎症性腸疾患などの難治性疾患診療、外科手術・内視鏡的手術・化学療法などのがん医療)や離島では不足しがちな救急医療、周産期・小児医療、精神科医療、回復期医療を提供することで“郷診郷創”(地域での受診が地域を創る)を進めます。

 診療連携においては、五島医師会の先生方と協力して信頼の厚い病診連携、病病連携を深めます。今後はさらに長崎医療情報ネットワーク(あじさいネット)を積極活用し、地域の先生方との病診、病病連携のみならず、例えば長崎大学病院との合同症例カンファランスなどを通じて基幹病院との病病連携も進めたいと思います。

 本院は基幹型臨床研修病院であり、研修医教育にも力を入れています。今年度は新たに3名の研修医が研修先として当院を選んでくれました。また、長崎大学医学部医学科4年次~6年次学生、保健学科学生の病室実習、長崎県立五島高等学校衛生看護科講義、実習など学生教育にも積極的に取り組んでいます。私は、次世代を担う医療人材の教育・育成が、これからの離島医療のために最も重要なことと考えています。

 五島市民の皆様や地域医療機関の先生方のご要望に応えられるように微力ながら精一杯頑張ってまいりますので、今後のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。



令和2年4月 五島中央病院 院長 竹島史直